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青森県師範学校附属弘前中学校として昭和23年に開設された本校は、昭和40年に附属駒込中学校と統合し、教育学部附属中学校として今日に至っています。以来、本校では「自主、創造、気品」という高い目標のもとで教育活動が行われてきました。学習面だけではなく、生徒会活動や「Eタイム」・「Fタイム」・「昼活」で構成され卒業研究までをも視野に入れた総合学習など、学校生活のあらゆる場面で生徒は「自分達で考え」「自分達で行動し」「自分達で責任をとる」ことが要求されます。中学生にとって、このことは口で言うほど容易くはありませんが、生徒達の自主性を最大限に尊重し、彼らの創造性を高めようと、様々な場面でサポートし指導を行っています。
他校にはない本校の特色は、この教育目標に加えて、「根っこ精神」というものを有していることです。それは「現在の弘前公園内に校舎があったとき、校庭整備の際にどうしても抜けないイタヤモミジの切り株が残った」ことに由来するものです。津軽のじょっぱり精神とも相通じるものがあり、この「根っこ精神」に裏打ちされた「気品」こそが生徒達の目標ともなっています。
「生きる力」が唱えられる現在でこそ、このような教育観の大切さは多くの人々の共通認識となっていますが、本校では創立以来このような考え方に基づいた教育を実践し、地域にそして日本や世界に貢献する数多くの優れた人材を輩出してきました。また、本校の本年度の研究主題である「豊な表現を支える思考力・判断力の育成」とも深く関係していることは言うまでもありません。
本校は、全国的にみても意欲的な教員養成に取り組んでいる弘前大学教育学部の附属学校として、その大きな一翼を担っています。大学教員と学生が毎週火曜日の午後に来校し、「選択」教科として実施される授業では、生徒たちは通常の教育課程に基づいた授業とは異なった体験をし、より多面的な知的刺激を受けることもできます。私が所属している理科教育講座の担当する授業では、大学にしかないような器具や材料を使い、少しレベルの高い実験・観察なども行われています。
中学校として「変わってはいけない部分」、「附属中の伝統」を大切にしつつ、教育、研究いずれの面においても新たな挑戦を行い、「変わって」いかねばならないと考えるものです。皆様のご支援、ご指導、ご鞭撻のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
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