青森の元八戸第三中学校の下山大先生が文部省の「子ども放送局」で小学生対象のロボット教室にて指導された教材です。
当初は、モーター2個を工作用紙で作った、断面三角形のボディにモーターを張り付け、それをリモコンボックス(スイッチと電池ボックスを組み合わせた自作の場合もある)と接続して作られるものが主流だった。その後小中学校の教員によって色々な取り組みが行われて、いくつかの形式、様々なゲーム形態が実践されている。
この教材の優れた点は、やはりシンプルな構造にあると思われる。何しろギヤボックスも、通常考えられる車輪もない。断面方向から見てハの字に配置されたモーターの軸がそのまま車輪になるのである。ここにはある種の逆転の発想が感じられる。通常このようなモーター駆動の模型を考える場合、モーターのトルク不足を補うために、ギヤボックス等の減速装置を用いる。しかし、ザリガニロボットにおいては、モーターの軸という極めて直径の小さなものを車輪代わりに使うことで、トルク不足を相殺し、ギヤボックスを用いなくとも良い構造になっている。
また、この教材は、教材としての「可塑性」においても優れている。車体の長さ、形状、モーターを配置する角度など、かなり自由に変更工夫することができる。材質についても様々なバライティーを工夫することができる。モーターの数も2個が原型であったが、4個使った実践も報告されている。さらに、それらの工夫により、走行性や操作性が変化する点も、教材としての面白さを付加している。


Akira.Nさんのウェブページより転載 http://isweb5.infoseek.co.jp/diary/kp61/zarigani.htm