コミュニケーションエイド:CHOSCA

コミュニケーションエイド:CHOSCA

2000.2.7 小山智史(弘前大学)
2001.1.26 NN4, NN6, IE5に対応

 「」はオンラインでもオフラインでも利用できる簡易ワープロです。「CHOSCA掲示板」はオンラインで利用する掲示板で、上の(スキャン式)の箇所を選択すると利用できます。重度障害者が1個のスイッチ操作で文字盤の中の文字を選択して文書を作成します。文字盤中の漢字は入力できますが、かな漢字変換には対応していません。
 これらを利用するために必要なことは、マウスの左ボタンに、利用者に適した外部 スイッチをつなぐことです。文書は、画面に表示される文字盤の中の文字をスキャン方式で選びながら作ります。CHOSCA掲示板のプログラム本体(cgiファイル)は既存のものを改造せずに利用でき、cgiファイルを直接呼び出せば通常の掲示板の表示となります。
 CHOSCAワープロはオフラインのパソコンでも利用でき、次の4つのファイルで動作します。
chosca.htm:プログラム本体です。操作方法を変えたい場合はこのファイルを変更します。
chosca.js:行列文字盤の文字配置を定義します。単語や短文を登録することもできます。
mmlib.js:他のライブラリとの共通に利用する関数などを定義しています。変更の必要はありません。
scanlib.js:スキャン操作を可能にするScanItemオブジェクトや関連する関数を定義しています。
 CHOSCA掲示板は、上記mmlib.jsとscanlib.jsと次の2つのファイルをcgiファイルと同じ場所に置くことにより動作します。これは「掲示板管理者が」行うもので、利用者が任意の既設掲示板を利用できるということではありません。
scanbbs.htm:プログラム本体です。ここではMQBBSという掲示板ソフトに合わせてありますが、別の掲示板ソフトを利用する場合や操作方法を変えたい場合はこのファイルを作り直します。
scanbbs.js:行列文字盤の文字配置を定義します。単語や短文を登録することもできます。
上記のファイルの内容を表示し、相当するファイル名で保存すれば、直ちに利用できます。

 操作方法は以下のとおりです。予めマウスポインタをページ左上の「開始」ボタンに合わせておき、利用者がマウスボタン(またはそこに接続した外部スイッチ)をクリックして使います。なお、MQBBSという掲示板ソフトは、名前とメイルアドレスと表示方法をパソコンに保存できるので、初回だけこの部分を誰かに設定してもらうことを想定しています。

  1. CHOSCAワープロは、画面左側に文字盤が、右側に作成文書が表示されます。文字盤のスキャンが始まったら、初めに行を、次に列を確定することにより入力する文字を決めます。列のスキャンは2巡すると行のスキャンに戻ります。印刷(印)は、印刷設定画面のOKボタンにマウスポインタを自動的に移動したり、自動的に押すソフトと組み合わせるなどの工夫が必要となります。
  2. 文字盤の1行目(掲示板では2行目)は、「面」切替えや、□(空白)、改(改行)、BS(後退)などの特殊文字になっています。面切替えのための表示文字は、各面の先頭1文字となります。「面」はこのサンプルではひらがな、英数字、単語の3面になっています。文字盤ファイルはテキストファイルで、文字盤の追加や変更は簡単です。文字盤ファイルのコメントを参考にしてください。掲示板の場合、利用者が文字盤をカスタマイズできるようにはなっていませんが、いずれ、クッキーを使って実現したいと思います。
  3. CHOSCA掲示板は、初め、文字盤1行目の[戻る]▲▼題名入力 本文入力 発言 やり直しの基本ループをスキャンするので、希望する項目を選択します。▲▼は画面のスクロールです。書き込みを行う場合は、通常、「題名入力」を選択して記事の題名を入力し、次に「本文入力」を選択して記事の本文を入力し、そして「発言」を選択して記事を投稿します。基本ループで「題名入力」または「本文入力」を選択すると、文字盤全体の行スキャンが始まるようになっていて、1行目を選択すると基本ループに戻ります。「やり直し」は、題名も本文も消え、初めから書き直す場合に使います。

本ソフトはフリーソフトです。 再配布も改造も自由に行ってください。改造したソフトの配布は、 そのことを明記して自由に行ってください。 作者への連絡は不要ですが、 お気付きの点や改良された点がありましたらご知らせいただければ幸いです。