※ [リーフレット(pdf)]と[作り方(pdf)]を作りましたのでご覧ください。
※ こんな音のオルゴールができあがります。
2012.3.12〜15 豊中市立東泉丘小学校(大阪府) 小4 図工製作子どもからおとなまで楽しめる電子オルゴール教材です。趣味のものづくり、夏休みものづくり教室、総合的な学習、卒業記念制作で校歌のオルゴールづくり、理工系専門教育の導入教材など、さまざまな活用が考えられます。
下図のように楽譜を作ります。「ドレミ」で楽譜を表現できるので、(私のように)5線符が苦手な方も大丈夫です。メモ帳などで作ってもよいのですが、「テキスト音楽サクラ」[1]を使うと作りながら演奏させて確認することができます。
下図左の楽譜からオルゴールを作ると、圧電ブザー(減衰矩形波)ではこんな音(減衰)に、スピーカ(減衰正弦波)ではこんな音になります。また、伴奏を追加すると(下図右の楽譜)、圧電ブザーではこんな音に、スピーカ(減衰正弦波)ではこんな音になります(いずれも製作したオルゴールからLINE端子に接続して録音)。圧電ブザーの方の音は、素子の特性が加味されて実際には「ほどよい音」になります。

このような楽譜は「MML形式」と呼ばれます。電子オルゴールでは、下の表の命令を使うことができます(サクラで演奏できる楽譜がすべてオルゴールにできるわけではありませんのでご注意ください)。他の命令はなるべく無視するようにしましたが、エラーになることもあるのでご注意ください。
| 書き方 | 例 | 説明 |
|---|---|---|
| ド, ど, c | ド8, c16, ド.(「.」は付点音符) | ドの音。「ド8」のように音符と組み合わせます。音符を省略すると「音符(またはl)」で指定した値となります。 |
| レ, れ, d | レの音 | |
| ミ, み, e | ミの音 | |
| ファ, ふぁ, f | ファの音 | |
| ソ, そ, g | ソの音 | |
| ラ, ら, a | ラの音 | |
| シ, し, b | シの音 | |
| ッ, ン, っ, ん, r | ドーーッ, レッレー, ッー | 休符 |
| ー, ^ | ドードレミーー | 音を伸ばします。「ド.ー」のように付点音符は伸ばせません。 |
| 連符, Div | 連符{ドドド}, Div{ccc} | 3連符のみ。また「12分音符」は使えません。 |
| # | ド#8., ド# | 半音上げ。「♭」は利用できません。 |
| 上, ↑, > | 音階を1つ上げます | |
| 下, ↓, < | 音階を1つ下げます | |
| ` | `ド, ``ド | 次の音の音階を1つ上げます |
| " | "シ, ""シ | 次の音の音階を1つ下げます |
| 音階, o | 音階5, o5 | 音階(オクターブ)を指定します。省略時は4。 |
| 音符, l | 音符8, l8 | 省略時の音符を指定します。省略時は4(4分音符)。 |
| テンポ, Tempo | テンポ120, Tempo=120 | テンポ(毎分の4分音符の拍数)を設定します。省略時は120。曲の途中でテンポを変更することはできません。 |
| 調, System.KeyFlag | 調#(ドファソ), System.KeyFlag+=(cfg) | 調(キー)を設定します |
| トラック, Track, TR, NowTrack | トラック3, Track=3 | 伴奏付きの楽譜でトラックの始まりを表します。トラック1〜3で、トラック1を主旋律とします。単音の曲は記載不要。 |
| // | 以後、行末までコメント |
|
使用する部品は次のとおりです。どのように製作するかで使う部品が少し変ってきます。
| 部品名 | 規格・型番等 | 購入先と単価の例 | 数 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| マイコンIC | ATtiny2313V-10PU ATtiny85V-10PU | 秋月 100円 Digi-Key 204円 | 1個 |
電子オルゴールのプログラムと楽譜データが書き込まれ、楽譜の指示に従って出力の電圧が変化します。取り付ける時には方向を間違えないよう注意してください。静電気で壊れやすいので、取り扱いに注意してください。 20ピンのATtiny2313よりも8ピンのATtiny45/85の方が扱いやすいと思います。 |
| 圧電ブザー またはスピーカ | 板ブザー35φ(写真) 圧電ブザー KBS-30DB-1A 耳もとスピーカ Cタイプまたは円盤型 | 東名電子 10枚150円 東名電子 150円 ダイソー 105円 | 1個 | 電圧の変化を板の振動に変えて音にします。圧電素子は、振動を加えると電圧が発生し、この仕組みは着火の部品などに使われています。板ブザー(写真)を用いる場合は、リード線を半田づけして準備しておきます。また、組み立て後に適当なケースに貼りつけて音が響くようにします。スピーカを使う場合や圧電ブザーで正弦波プログラム(sp12_45w.bat)を使う場合は別に68Ωの抵抗を付けてください。 |
| 電池ボックス | 単3×2本用 スイッチ付 BH-321-AS | 秋月電子 60円 | 1個 | スイッチ付のものを使うか、そうでない場合は別にスイッチを用意します。 |
| 電池 | 単3 | ダイソー 10円 | 2個 | 方向を間違えないよう注意してください。 |
| ブレッドボード | EIC-301 | 秋月電子 150円 | 1個 | 半田づけをしないで部品を接続する時に使います。各列の5箇所の隣あった穴が内部で接続されています。左右の端は縦1列の穴が内部で接続されています。半田付けで接続する場合には必要ありません。 |
スイッチを入れると音楽が聞こえてきます。板ブザーを使う場合は、紙コップや板や箱に貼りつけると大きな音が出ます。
なお、2回演奏して停止するようになっていますので、もっと聞きたい場合はスイッチを入れなおします。
「ものづくり教室」などを計画する際には書き込み装置を全体で1〜2台用意しておきます。


パソコンの操作で何が行われるかについてはこのページ末尾の付録1をご覧ください。また、書き込み装置の詳細はこちらのページ、書き込みソフトについてはこのページ末尾の付録2をご覧ください。
実装に工夫すると、とっても楽しくなります。







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![]() 回路図(ATtiny45版→クリックでATtiny2313版) |
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![]() ステレオオルゴールの回路図 (ATtiny45版→クリックでATtiny2313版) |
![]() HiFiステレオオルゴールの回路図 (ATtiny45版→クリックでATtiny2313版) |
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![]() 押しボタン式オルゴールの回路図 (ATtiny45→クリックでATtiny2313版) |
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弘前大学教育学部創立130周年記念行事(2006.9.30)で師範学校校歌の電子オルゴールを50台製作し、師範学校OBの方に差し上げました。(音はこんな感じです。) |
「3. 楽譜の書き込み」で、「kira1.mml」のファイルアイコンを「書き込み」のショートカットアイコンにドラッグ&ドロップすると、以下の処理が行われます。


| ライタ/マイコンIC | ATtiny2313 (減衰矩形波) | Attiny45 (減衰矩形波) | Attiny45 (減衰正弦波) |
|---|---|---|---|
| SP12 (giveio.sysの組込み必要) | sp12_2313.bat | sp12_45.bat | sp12_45w.bat |
| usbasp/avrdude | usbasp_2313.bat | usbasp_45.bat | usbasp_45w.bat |
| usbasp/avrspx | avrspx_2313.bat | avrspx_45.bat | avrspx_45w.bat |
| hidspx | hidspx_2313.bat | hidspx_45.bat | hidspx_45w.bat |
| ライタ/マイコンIC | ATtiny2313 (減衰矩形波) | Attiny45 (減衰矩形波) | Attiny45 (減衰正弦波) |
|---|---|---|---|
| SP12 | sp12me_2313.bat | sp12me_45.bat | sp12me_45w.bat |
| usbasp/avrdude | usbasp_2313.bat | usbasp_45.bat | usbasp_45w.bat |
| usbasp/avrspx | avrspx_2313.bat | avrspx_45.bat | avrspx_45w.bat |
また、Windows2000/XPでSP12を使用する場合は、giveio.sysを組み込みます。現在はWinAVRにgiveio.sysが同梱されているので、WinAVRのインストール後に次の操作をします。
電子オルゴールの波形はPWM(パルス幅変調)という方法で作っています(下図左)。矩形波の1周期は32μsで固定ですが、ハイレベル(3V)の時間を32μsの0/256〜255/256の256段階で調整することにより(黒線の波形)、平均的に0V〜3Vの電圧を作りだしています(赤線の波形)。マイコンICが実際に出力する波形はパルス信号ですが、1周期32μsの信号の周波数成分は31kHz(およびその倍音)という私達が聴きとることができない高い周波数です。スピーカから音として発せられて私達が聞き取るのはその平均値信号で作られる波形、つまり赤線で表される波形になります。

減衰矩形波の信号は、下図のように作っています。図はラ(440Hz)の音の例で、矩形波の周期は2.27msです。

正弦波1波分256個の波形データを用意しています。サンプリング周期32μsごとに、データを出力すると122Hzの信号が出力されます。880Hzの信号を出力した時は、波形データを7個に1個の割合いで出力します(下図)。実際には、波形の精度を高めるために[2]を参考にしてプログラムを作りました。

減衰波形は、2つの正弦波形の位相をずらして加算することにより振幅をコントロールしています(下図)。

また、2つのピンの出力信号を逆相にし、減衰後のレベルを0にしています(下図)。

| 年月日 | イベントの名称等 | 参加者 | 資料へのリンク | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2005.7.8 | 製作教室(於弘前大学) | 案内, 配布資料, ... | ||
| 2005.10.14〜 | 出水工業高校電子機械科(鹿児島県) | 写真提供: 吉満浩昭先生 | ||
| 2005.10.22 | 第1回おもしろ教室(於京都府木津川台小学校) | 小学生約20人 | 配布資料, ... | 写真や資料の提供: 内田直樹様 |
| 2005.11.19 | 第2回おもしろ教室(於京都府木津川台小学校) | 小学生約20人 | ||
| 2005.12.9〜2006.2.23 | 卒業制作(青森県小和森小学校) | 6年生58人 | 配布資料, ... | 秋谷啓児先生、安藤先生ありがとうございました。 |
| 2006.8.8 | 製作教室(於弘前大学) | 中学生4名 | 配布資料, ... | |
| 2006.6.21〜2007.2 | 課題製作(愛知県立碧南工業高校) | 黒部義男先生 50セット製作 | ||
| 2006.10.11〜2007.3.15 | 卒業制作(真室川町立大滝小学校(2007.3閉校)) | 石川周先生 | ||
| 2006.12.22 | 小学生電子工作教室(於 兵庫県立篠山産業高校) | 小学生8名 | 配布資料 | 写真提供: 北村和義先生 |
| 2007.7.28〜29 | 楽しい電子工作(於 秋田県産業技術総合研究センター 第12回テクノゾーンフェスティバル) | 一般 160人 | 写真の提供: 佐々木信也様 1時間単位で1日5回、2日で計10回、160人が訪れる盛況ぶりだったようです。進め方など、今後の参考にさせていただきます。 | |
| 2007.10.10〜 | 課題研究(熊本県立玉名工業高校) | 倉崎剛先生 | ||
| 2007.10.20〜21 | 親子ものづくり挑戦コーナー(於 魚津産業フェア 北陸職業能力開発大学校 出展) | 親子約80組 | 写真の提供: 谷岡政宏先生 「音楽に合わせてLEDが光るようにし、LEDは赤、青、黄、緑の4色から2色を選べるようにしました。外箱は色つきの工作用紙(赤、青、黄、黄緑、オレンジの5色から選べる)を使い見本の型紙を見ながら、自分で切って作り、外箱にシールを貼るようにしました。」 | |
| 2008.2.16 | ものづくり体験フェスタ(於 新川文化ホール 北陸職業能力開発大学校 出展) | 配布資料 | 写真の提供: 秋山等先生 「学生が製作した金型を用いて、射出成形したハート型容器を使用」したとのこと。ケースまで手作りされたことに驚きました。 | |
| 2008.8.20 | 小学生向け公開講座(於 鶴岡工業高校) | 小学生20名 | 案内 | 写真の提供: 五十嵐誠先生 |
| 2009.1.26〜3.11 | 卒業制作(弘前大学教育学部附属特別支援学校) | 高等部8名 |   | 写真の提供: 梁川道輔先生 |
| 2009.1.26〜 | 卒業制作(青森県小和森小学校) | 6年生54人 | 秋谷啓児先生 ありがとうございました。 | |
| 2012.3.12〜15 | 図工製作(大阪府豊中市立東泉丘小学校) | 4年生124人 | 配布資料 | 写真の提供: 長谷川博是先生 お一人で124人の生徒に対応するのは大変だったと思います。 |



| サクラを使って楽譜入力 | オルゴールの組み立て | 先生が楽譜の書き込み |
|---|---|---|
| 「好きな曲を...」と言うと子ども達は結構難しい曲を準備してきます。 | 間違わないようICやブザーの結線位置にマジックで目印が付けてありました。 | 楽譜の入力ミスなどは臨機応変に修正が必要です。 |





| 電子オルゴール付きのオリジナルCDラックが完成!! |
|---|
| CDラックを組み立てて、思い思いのデザインに。 オルゴールの取り付け位置もそれぞれに。 学校に来るのはあと10日あまりとなり、どれも小学校の思い出がたっぷり詰まったオルゴールでした。 |






写真立てと電子オルゴールの組み合わせは今まで何種類か作りましたが、以下の方法がシンプルで上品な感じに仕上がりましたので、制作メモとして紹介します。2011年3月に7台作り、弘前大学教育学部附属特別支援学校を卒業する高等部の生徒さんにプレゼントしました。スピーカは生徒が作業学習で解体した家電機器からはずしたものを使いました。
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| 木板の加工 | PET樹脂板の加工 | ||||||||||||||||||||||||
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| ケースの加工 |