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画面読み上げソフト:OSTALK(1986〜)
小山智史(弘前大学教育学部)
○概要
視覚障害者のためのパソコンの画面読み上げソフト。適用機種は「富士通 FMRシリーズ, FM16β」。初め、FM16β用にOSTALKの名称でリンクスから発売された。その後、FMR用に富士通からFMTALKパックとして発売され、更に、マイクロニクスからはPC9801に移植された「音次郎」が発売された。なお、現在は更に機能が強化されたFMTALKIIが富士通から発売されている。
○特徴
- ハードは、パソコンに音声合成ボードを増設するだけで良い。後に音声合成装置(VSU)にも対応。
- 表示文字の読み上げ機能、弱視者用の文字拡大機能がある。
- メモリに常駐し、MS-DOSのアプリケーションソフトと組み合わせて利用する。ワープロソフト、通信ソフト、データベースソフトなど、多数のDOSアプリケーションが利用できる。
- 日本語の読み上げに「簡易読み」「詳細読み」を設けた。後に「滑らか読み」を追加した。
- 読み上げを制御するエスケープシーケンスを拡張した。これにより、高級言語を使って簡単にアプリケーションの開発が可能となった。しかし、残念ながら開発されたアプリケーションはほとんど無い。
○構成
図中の斜線部が開発した部分。
[参考]
視覚障害者に対応する計算機インタフェース, 電子情報通信学会 論文誌, vol.J72-D-II, no.1, 1989.
本ソフトは商品化され、盲学校等で広く利用されました。