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アナログテレビに表示するタイムエイドforTV[モニターのお願い]
(タイムエイド ポケットもあります)
アナログTV再利用プロジェクト

小山智史(弘前大学)

○ 概要

 2011年に予定されているアナログビデオ放送の停波に伴い、アナログテレビの大量廃棄が社会問題となることが予想されます。国内のアナログテレビの台数は1億台以上と推計されていますから、想像を絶する大量のゴミが生まれることになります。まだ使えるモノを捨てるというのは甚だもったいないことです。ここでは、アナログテレビ再利用のひとつとして、アナログテレビに表示するタイムエイドを製作してみました。

 ハードウェアは発表会用タイマー多目的タイマーと共通で、プログラムのみ異なります。

 タイムエイド本体に表示装置は無く、テレビに接続して使います。

 下の写真は、残り時間が3分18秒の時の表示画面です。

多目的タイマー表示画面 多目的タイマー装置写真
主な仕様
操作スイッチ押しボタンスイッチの操作で、スタート、ストップ、リセット、時間の設定を行うことができます。
設定時間1〜99分(設定値は電源を切っても保持されます)
機能残り時間を設定値からカウントダウン表示します。「0分00秒」で停止します。
表示テレビ画面に残り時間のバーグラフ表示および分・秒の表示
精度1時間に数秒程度の誤差を伴います。厳密な時間管理を要する用途には適しません。
アラーム音0分00秒でスピーカより「ブッブッブーッ」のアラーム音が鳴り、その間、バーグラフの表示色が赤色に変わります。音量はテレビのボリュームで調整します。
解像度64×16ドットの表示領域に4×64ドットのバーグラフおよび6×4ドットの数字文字を表示
表示色バーグラフは緑色(アラーム時は赤色)、数字は青色で表示します。
ビデオ信号規格外のビデオ信号のため、テレビによってはうまく表示できないことがあるかもしれません。
出力テレビのビデオ入力端子およびオーディオ入力端子に接続
(タイマー本体に表示装置やスピーカはありません)
電源3V 8mA
大きさ40×55×20mm

○ 使い方

 テレビの表示を見ながらスイッチを操作します。アラームの音量はテレビのボリュームで調整してください。設定値はスイッチを切っても保持されます。

スタート・ストップ
スイッチを押すとタイマーがスタートし、もう1度押すと停止します。
リセット
スイッチを押しブザー音を2回聞いて離すと、カウントが設定値にリセットされます。
設定値の変更
スイッチを押しブザー音を3回以上聴くと、「1分→2分→3分→...→99分(最大)」のように表示が変わるので、希望する設定値でスイッチを離してください。

○ 技術情報

 マイコンはATMEL社のAVRマイコンATtiny45Vを使いました。ビデオ信号の発生方法については、主にBruce Land氏の資料[1][2]を参考にしました。プログラムはWinAVR(20060421版)のgcc-avrで「-Os」オプションでコンパイルします。

 ATtiny45VのSRAM256バイトの内128バイトを、64×16ピクセルのVRAMとして使っています。カラー版のCPUは4SCのクロック(14.32MHz)で動作し、サブキャリアのバースト信号に対して位相を90°ずつ変えることにより、4色を表現しています。ただし、タイミングもレベルも規格外のインチキビデオ信号ですから、テレビによってはうまく表示できないことがあるかもしれません。また、クロック周波数(14.32MHz)はATtiny45Vの定格を超えています。

(回路図)カラー版回路図
(プログラム)timaidtv.c, vlibnum.c, timaidtv.bat(参考)

(参考資料)
[1] Bruce Land: AVR Video Generator with an AVR Mega163, Atmel Application Journal, Vol.3, pp.8-10(2004).
[2] Bruce Land: Video Generation with Atmel AVR microcontrollers(Cornell Univ. EE476), http://instruct1.cit.cornell.edu/courses/ee476/video/


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